

この写真はお下手な『養生』です!
夫に指摘されて、直したテープも沢山貼ってあるし、綺麗ではありません。
でも、役目は果たしています・・・お恥ずかしい。
『養生』はビニールや布テープで包み込みます。
室内の一部などはマスキングテープ(紙テープ)も使います。
ビニールは様々な長さや厚さの物を、それぞれに適した場所で使い分けます。
『養生』のやり方に規定はありません。
なので、塗装職人さんによって、やり方が違います。
『養生』で大切な事は、塗装をしない部分に塗料が付かないようにするのです。
また、塗料の飛散から守るのです。
ちなみに、コンクリートを打って乾く迄の期間も『養生期間』と、言います。
塗装の『養生』とは違う作業ですが、同じ言葉を使います。
『養生』は塗装の基本と言いますか、『養生』勝負!と、夫は言います。
塗料がついてはダメな部分と塗料を塗らなければダメな部分をきちんと分けておけば、効率が良くなります。
夫は『養生』のやり方も工夫をして、良いやり方を考えて行います・・・当然ですが。
「この間とやり方が違うじゃん!」って事もあります。
見習い初めの頃は「これじゃあ〜『養生』の意味が無いでしょー」と、夫によく言われた私です。
他県の友達は、玄関の『養生』を御主人から簡単な説明で頼まれ、作業終了後に「ここにバケツで水をかけたら、どうなる? 水は『養生』中に入らないか?」と、言われたそうです。
『養生』は素手で行います。
寒い日は手が凍えてしまうので、指先の無い手袋を使っています。
狭い部分は手が入らない事もあり、手の甲が外壁に擦れて血が出ます。
外壁の模様が尖っていた時は、傷だらけになった事もあります。
結構細かい作業で、大変です。。。。。
『養生』は塗り替えのお家によって、全く同じにはならないので、頭を使います。
面倒と思っては出来ない作業です!
きちんと『養生』を施さないと、突拍子も無い所に塗料が付いてしまって、誤魔化しの塗装を行うなどの可哀想なお家になってしまいます。