

以前『塗装の時の養生』について書きましたが、この『養生セット』を腰に付けて『養生』を施します。
緑色の長い物以外、全部入れて動きます。
この入れ物は腰に紐で結ぶので、下がって来たり、お腹を締め付けたりします。
夫の『養生セット』は紐をベルトに替えましたので、私も100円ショップでベルトを買って替えないと不便です。
1個1個を『マスカー』と言い、布テープの下半分にビニールが付いています。
布テープの色でビニールの長さが違います。
同じ長さでも、布テープ色は一色とは限らないのです。
覚えるのに苦労しますので、真ん中の空洞をのぞくと長さが書いてあります。
緑色の長い物は、ビニール部分が厚手で破れにくいので、玄関前などに使います。
この写真の布テープ部分は細いタイプですが、布テープが太いタイプもあります。
私は細い方が貼りやすい気がしますが。。。
ビニールは折りたたんだ状態でついています。

この写真のように、ビニール部分が長くなります。
『養生』を施す時は、対象物に布テープを貼ってから、カッターナイフで切って、ビニール部分を伸ばします。
ビニール部分を貼り合わせる時用に布テープを持っています。
カッターナイフで『マスカー』を切るのは、簡単ではありません。
折りたたんであるビニール部分は、中々真っ直ぐに切れません!
オドジをすると、布テープ部分にビニール部分が貼り付いてしまって、取れなくなったり破れてしまいます。
対象物によって、ビニール部分の長さを考えて『マスカー』を選びます。
選択を間違えると、対象物が覆えなくなり、『養生』の意味がありません。
また、例えば電線のように長い物に『養生』を施す時は、ビニール部分を布テープで貼ります
ので、小さく切った布テープを使います。
布テープを素手で切るのは、押さえる親指に結構な力が必要です。

写真のように、親指の爪と肉が剥がれて痛くなります。
ズキンズキンと痛いですし、バイ菌が入らないようにしなくてはダメです。
こう言う傷からバイ菌が入りやすいのです!
お下手な職人さんが『養生』を施すと、布テープを沢山使うと夫に言われました。
今もまだ、左手の親指がズキンズキンします。
可哀想な私の親指です。。。
でも、複雑に出ているパイプ付きの対象物は、夫を呼んで教えてもらっています、未だに。