
またまた以前のお話しですが。。。
御施主様が 「 あそこのお家と同じ色にして欲しいので、一緒に見に行って下さい 」 と、夫と共に行きました。
その話しを聞いて 「 何て解り易くて、良い例なのでしょう! 」 と、これからも歓迎したい出来事だと嬉しく思いました。
カラーシミュレーションよりも実物大の方が一目瞭然です。
しかし、夫は浮かない顔でした。
そのお家の塗り替えを施工中に 「 何だか色が違いませんか? 」 と、再び御希望のお家を見に出掛けました。
御施主様に納得して頂く迄に時間がかかりました。
何故そのようなことになってしまったかと言いますと、
1.見本となるお家の塗装をしてからの年月(時間)によって違ってしまう。
2.見本となるお家の立地条件が違う。
3.太陽光線の当たり方が違う。
などなどです。
一番の原因は立地条件です!
見本となるお家に木や花が多くあるとします・・・緑やカラフルな花に囲まれていると外壁の色は違って見えます。
また、窓枠・雨戸・樋・屋根・玄関ドア・塀・停めてある車の色・お隣の外壁の色などの 『 色 』 の違いでも、外壁の色は違って見えます。
太陽光線の当たり方も大きな違いです。
沢山太陽光線が当たっていると反射が大きいので、違う 『 色 』 に見えます。
見本となるお家が塗装を施工してからの年月(時間)によって 「 艶 」 が違って来ます。
お家も日焼けしますので、塗りたてのお家とは『色』が違います。
なので、同じ外壁の 『 色 』 を作って塗装を施工しても、全く同じにはなりません!
目の錯覚も大きな原因ですが、他の様々な条件が重なります。
「 あのお家と同じ色に塗って欲しいと頼んだのに、違うから可哀想なお家になってしまった・・・。 」
悲しまないで下さい!
「 相見積 」 の金額が各社違うのは条件が全て同じでは無い事と一緒で、
お家の立地条件などが全て同じでは無いので、違って見えるのです。
塗装職人さんは色々な経験をしていますので、じっくりと説明を聞いて下さいね。
パソコンのモニターに黒っぽい色のシールドを付けていたら画面の色は変わります。
もしかしたら色付きの眼鏡をしていませんか?
乱視があっても 『 色 』 は微妙に違って見えるのだと言われました・・裸眼の時らしですが・・・私は乱視ですが眼鏡使用です

色を再現するのって、本当に大変ですね。
私も内外装含めて、お客様の選定に立ち会うことが多いのですが、
見本と実物では、大きさも環境も違う場所で見るので、完成後に
「これでしたっけ?」と言われてしまうこともよくあります。
カラーコーディネーターの受験受付がはじまったので、申し込みました。
少しでも、色やイメージを、詳しく伝えられるようになりたいです。
内装は照明機器の色や明るさによって色が変わって見えますので、難しいですよね。。。
カラーコーディネーター試験の合格を願っております♪
また、お気軽にコメントを宜しくです。