
しかし、塗装の施工最中に桜の花びらが舞って来ると、とっても綺麗なのですが。。。
桜の花びらが塗料を塗り立ての場所に「ペタ」っと貼り付きます。
普通の葉やゴミはつまめば簡単に取れますが、桜の花びらは薄くて柔らかい為、ピッタリと張り付いてしまいます。
桜の花びらは無数に飛んで来るので、桜の花が散る頃に桜の木が近くに有る現場は、塗装施工の時期を少しずらして頂けたら幸いです!
一生懸命に張り付いてしまった桜の花びらを取りますが、取り切れない事は無いです。
どうしても取り切れない時は、塗料が乾いてから削り取ります。
そんなに深く大きく削り取りませんが、その部分だけ塗り直しをします。
「塗り直したな〜!」と、解らないように上手く塗り直します。
お下手な塗装職人が塗り直しをすると、ポツっと「おでき」のように塗り跡が残ります。
可哀想な塗り跡です。。。
「桜の花びらが取れな〜い!!」なんて、そのままにして置きますと、張り付いた桜の花びらはやがて枯れます。
そして、枯れた花びらは塗料と共に剥がれ落ちます。
その部分だけ塗料が剥がれてしまうのです。
桜の花びらと塗料を塗った部分の間に空気の膜が出来ていると、だいたい2〜3か月で枯れてしまい、剥がれます。
桜の花びらと塗料を塗った部分の間に空気も入っていなくて、ピッタリと張り付いてしまっていると、2〜3年は剥がれ落ちません。
桜の花びらの部分だけ塗料が剥がれてしまうと言うことは『その部分の塗膜が無くなってしまう』と言う意味です!!
その周囲の塗膜も弱くなってしまい、劣化が早くなります。
ズルズルと塗膜の劣化部分が広がります。
次回塗り替えをする時期も早まります。
綺麗な桜の花も劣化を早める原因になるなんて・・・。
塗装が完了した後の細かいチェックは重要なのです、何時の季節でも。
チェックのやり方が解らない方が行ったのでは、可哀想なお家になってしまいますよ!