

『破風:はふ』 と 『軒天:のきてん』 の場所です。
『破風』は、屋根の淵と言いますか、屋根の周りと言いますか、写真の黒っぽい色の部分です。
『軒天』は、屋根が外壁から出ている部分の屋根の真裏と言いますか、写真の白い部分です。
この2箇所を綺麗に塗り替えるだけで、お家は全体が綺麗になったように見えます!
外壁が余りにもひどい状態では、話しは違いますが。。。
『破風』は、主に木で出来ていますが、最近は木以外の素材も有ります。
『軒天』は、主にベニヤ板で出来ていますが、最近は違う素材も有ります。
そして、『軒天』が傷み過ぎている時は、取替えてから塗装をします。
『軒天』の塗装は『刷毛』で上を向いてしますので、お下手な職人さんが行うと、塗料が自分の顔や地面にボタッと落ちます。
上を向いて塗装をしますと、平衡感覚がズレてしまうような気がして来ます。
足場から落ちないように気を付けます。
以前『軒天』の下塗りをやらせてもらったのですが、高い足場の上で少しづつ動きながらの作業ですので、夢中で塗っていると危ないのだと感じました。
『刷毛め』も残らず綺麗に塗れたと夫は誉めてくれまして、「上塗りもする?」なんて言うから丁重にお断りしました。
夫の5倍以上遅い(もっと遅い?)スピードで行っていた私でした。
更に、夫がジーッと私の作業を見ているのも全く気がつきませんでした・・・。
速さよりも丁寧に『刷毛め』を残さず、塗り残しが無く、『塗膜』がきちんと出来るように塗るのです。
『破風』は綺麗に仕上げませんと、『刷毛め』が目立ちます。
しかし、『破風』の傷みが『刷毛め』に見えることもあります。
高い所の作業は、保険に入っているから落ちても大丈夫・・・なんて思ってはダメです。
御施主様はず〜っとそのお家に住むのですから、塗装職人さんが落ちたお家なんてー。
私が御施主様の立場だったら絶対に嫌です!
破風も鼻隠しも部位的には同じで、妻側にあるのが破風で母屋側にあるのが鼻隠しだと理解しました。
ありがとうございます。
とろちゃん